本願寺は、首都圏にお念仏のよろこびをひろめるために、都市開教を進めています。
2010.01.21
○○歳の手習い・・・という言葉があります。年齢がどうであれ、初心にかえり一から新しいことや目標をもって歩ませていただくという意味でありましょう。
私、住職も36歳にしてあらためて自動車教習所に通う事になりました。まさに36歳の手習いですネ。
と言っても普通免許ではありません。総重量が11トン未満、乗車人数29人以下の車を運転できる中型免許(限定解除)取得のために、一生徒として通いだしたのであります。
お寺での送迎や団体参拝などの時に マイクロバス(29名乗り)が運転できれば お寺としても、また門信徒の皆様方にとっても利便性は高まるだろうなあ・・という思いから一念発起して教習所に通いだしたのですが、まさに初めての手習いです。
長い6.5トントラックをネクタイ姿の住職が、教官を横にして教習を受ける!
しかも、日常では普通車のみを運転していて、トラックなんて運転経験がほとんど無いので、教習初日は脱輪したり、ポールに引っ掛けたり・・・という状況でありました。こんなので本当に卒業検定は大丈夫?!なんだろうか・・と不安になったりもしましたが、そんな時ある門徒さんからお電話をいただきました。
その門徒さんは昨年にご主人を亡くされ、その際、通夜葬儀を住職が執り行わせていただいたご縁から、善行寺の門徒さんになられたのですが、私の母ほどのご年齢のその門徒さんが、今・ある国家資格を目指して猛勉強をされているとのご報告でした。「受かるかどうかもわかりませんが、(亡くなった)主人の夢でもありましたので、私が頑張ってみたいと思います」というお言葉でした。
なんだか、胸が熱くなる瞬間でした。そして、たかだか36歳の若輩住職が、些細な教習の失敗にくよくよしているのが恥ずかしくなりました。心から励まされました。
いただいたいのちと人生の中で、年齢はどうであれ今日という日が一番若い日であるということを教えて下さっているように感じる一本のお電話でした。
「 いただいたいのちとご縁を大切に・・」と普段からお寺の門徒さんに伝えながら、自らが一番そのことをいただいていなかったなあ・・・ と、心から気付かせていただくご縁となる一本のお電話でありました。
合掌
追記・・おかげさまでその後、卒業検定は無事に合格させていただけました!(合掌)