本願寺は、首都圏にお念仏のよろこびをひろめるために、都市開教を進めています。
2010.06.10
5月30日に降誕会を執り行いました。
この日は、住職が「歎異抄」(親鸞聖人について)という講題でお話をいたしました。
浄土真宗は、「他力」の思想です。しかし、世間一般の常識は「自力」を良しとするので、どうしてもそこに誤解が生じやすい。これを正していくのが「歎異抄(異なるを歎く)」です。そのことを頭に置いて読んでいかないと、歎異抄を読むことによって、逆に誤解を深めていくことになります。
歎異抄の第一章はいわゆる総論です。そこから、第九章の結論に向かって、論じていきまして、第十章でまとめになります。
第二章と第三章は「人間論」です。例えば第二章に「地獄一定」第三章「善人なおもて往生す、いわんや悪人をや」という有名なお言葉がてきます。大乗仏教は、大きく分けると「唯識」「空思想」に分かれます。唯識では五姓格別(人間は、5種類にわけられる。つまり、すぐ悟れるものと、努力すれば悟れるもの、どんなに努力しても悟れないもの=3種類)空思想は一切衆生悉有仏性(誰でも仏様に成れる因がある)を説いていますので、一見矛盾したように見えます。実際、それぞれが相手側を方便だと主張して、対立してきました。しかし、この両方の思想を矛盾することなく上手に説明をされたのが、親
鸞聖人の他力思想です。親鸞聖人の他力思想は仏教の結論と言えます。
皆さん、メモを取りながら熱心に聞かれていました。